欧米や日本において、歴史的な建造物だけでなく古くから住宅や様々な建築物に使われている木床材。古くからの面影を色濃く残す建物には、当時の木床材が何度も修復修繕され、建てられた当時から今日までの経年変化に彩られた美しさを目にすることができます。日本の建築は古くから木造が基本で、豊かな森林の恵から良木のみを選定して建築に利用できるという恵まれた環境がありました。 現代のように合板を作る技術がなかったので、原木から切り出して加工した無垢材を使うのが当たり前とされていた時代。特に贅沢に資金を使うことができた神社仏閣などには、見た目の美しさや強度などの観点から無垢材が使われていました。これらの建築物が現代までしっかりと受け継がれてきたことで、本物の素材「無垢材」ならではの美しさと耐久性が証明され、今の時代の建築に欠かすことのできない建材として重用されるようになりました。かの老子が残した経典に「天長地久」と記され、永久に尽きることのないとされてきた大地の恵みは、現代に残されている歴史的建築物に受け継がれています。 プレミアムラインは、無垢材の価値を伝え、経年美化とともに一つ一つの木材が奏でる「百花繚乱」の趣きと美しさを愉しめる製品です。素晴らしく価値の残る建築には、美しさと機能性の融合、所有欲を満たしてくれる稀少性が求められています。一般的なものよりも幅広で一枚物にこだわり、徹底的な品質管理を行い、美しい木目と色彩を兼ね備え、全体の5%程度しか取れない稀少性の高い製品こそがプレミアムラインなのです。