健康にこだわるから、自然のもの以外もつかう。
人を想う気持ちから生まれた「リボスオイル塗料」
突然ですが皆さんは「アマニ油」をご存知でしょうか?
亜麻という植物から取れる種子「アマニ」を、低温でじっくりと絞りだして出来るのが「アマニ油」です。
2000 年代以降、健康志向の⾼まりと共にスーパーの商品棚に登場するようになったアマニ油。どんな料理にもそのままかけて⾷べられる⼿軽さがある上、動脈硬化や⾎栓の予防をしながら、善⽟コレステロールを増やしてくれるうれしい成分もたっぷり。そんな超優等⽣オイルを使⽤した、⽊部⽤塗料があることをご存知でしょうか?
アマニ油を塗料の原料に使⽤した、「リボスオイル」って?
ドイツに本社を構えるリボス社の「リボス⾃然健康塗料」。その誕⽣はなんと50 年以上も前のこと。世界初の「⾃然健康塗料」として誕⽣して以来、世界中から愛されつづけている塗料なんです。今回のコラムでは、そんなリボスオイルの魅⼒を、たっぷりとお届けできればと思っています!
…それにしても、なぜ⽊部⽤塗料にアマニ油を?と思いますよね。私もなぜこんなにも良質なオイルを床材の塗料に使⽤するのか、ずっと疑問でした。
アマニ油を原料に取り⼊れたリボスオイルが、どのようにして製品化されるまでに⾄ったのか。その背景には、⼈間味溢れる誕⽣秘話がありました。
もくじ
リボスオイルの⽣みの親「リボス社」設⽴のきっかけとは?
「中に⼊ると具合が悪くなって、外に出ると元気になる」これって⼀体…?
リボス社設⽴のきっかけは1972年、学校教師をしていたリボス社創設メンバーの⼀⼈が謎の症状に⾒舞われたことに始まります。それは建物の中に⼊ると体調不良が起き、外に出ると治るという「シックハウス症候群」の代表的な症状でした。
しかし当時は「シックハウス症候群」の名前はおろか、原因解明もされていない時代。謎の症状に困り果てた創設メンバーの⼀⼈は、ある⼈物に相談を持ちかけます。その⼈物こそ、のちにリボス社オーナーとなる、ローズマリー・ボーテ⽒でした。相談を受けたボーテ⽒は「学校環境にその原因があるのでは」と推測。原因究明の調査へと踏み出します。
体調不良を引き起こしていた、原因物質の正体とは?
ボーテ⽒を筆頭に⾏われた調査は、メンバーが勤務していた学校にとどまらず、幼稚園やその他の商業施設にまで及ぶ徹底ぶり。数々の調査を経て、体調不良の原因にはある化学物質が関係していることが判明します。
その正体は「ホルムアルデヒド」や「VOC」などの揮発性有機化合物。主に絨毯や壁材の材料として使⽤されているものです。⼤量に体内に取り⼊れてしまうと、⽬や喉の痛み、めまいや吐き気、頭痛などの体調不良を引き起こす厄介な物質…。
なんとかのこの状況を変えたいと考えたボーテ⽒は、16⼈の⼥性博⼠と⼿を取り合い「⼈にも環境にも安全な塗料=リボスオイル」の開発を決意します。
⾃然健康塗料「リボスオイル」誕⽣
ここである疑問が⽣まれます。なぜオリーブオイルでも、ごま油でもなく、アマニ油なのかということ。実はアマニ油は植物油の中でもサラサラとした粘度が特徴で、⽊への浸透性も抜群。乾く速度も速く「内部に⼊り込む作⽤」と「硬化する作⽤」の両⽅を持ち合わせているという優れもの。⽊材に対して⾼い保護⼒を発揮してくれるオイルだったのです。
それだけではありません。
リボスオイルに使⽤している亜⿇は、そのすべてが⼯場近辺で育ったもの。地元の亜⿇を利⽤することで細かな品質管理が可能になることに加えて、世界情勢にも左右されない、どこよりも新鮮で良質なアマニ油を作り出すことが可能になりました。
お昼時になると⼯場の⾷卓には搾りたてのアマニ油がドンと登場。皆さん思い思いに⾷事にかけてランチタイムを始めます。
塗料に使⽤するといえど、まさに⾷品レベルのオイル。これこそがリボス⾃然健康塗料の代名詞と⾔える「安全性」にもつながっているのです。
「⼈にも環境にもやさしいオイル」って⼀体…?
「環境に良い」「⾃然にやさしい」と⾔われても、実感できるものでなければそれはただの飾り⾔葉でしかありません。…しかし!リボスオイルは⼀味違うのです。
突然ですがみなさん、⾃分が⽼舗ラーメン店の店⻑だと想像してください。
急に何を⾔い出したのかとお思いでしょう。でも⼀度想像してみてください。…あなたは今、⽼舗ラーメン店の店⻑です。何⼗年も継ぎ⾜した秘伝のタレと、試⾏錯誤の上に完成した秘伝のチャーシュー、新鮮な油を使⽤して作る、⾄⾼の⼀杯。
調理場で汗を流すあなたに、⼀⼈の客が声をかけます。
「すみません。これうちでも作りたいんで、レシピ教えてください」
厳格なラーメン店主であるあなたはこう⾔い放つでしょう。
「帰ぇれ若造!」
そう。⼈気なものには、⼈気たらしめるレシピが存在しています。それまでに積み上げてきた苦労もある。使⽤材料を教えるなんて、もってのほか。
…それをしちゃうのが、リボス社なのです。
まさかまさかの、成分100%開⽰
良いんですか。良いんですかと声を⼤にして⾔いたい。
しかしここにはしっかりとした理由があります。リボス社設⽴のきっかけは、⼈にも環境にも安全な塗料を作ることでした。使う製品が安全なのはもちろんのこと、使う⼈全員に安⼼してもらうことが何よりも重要です。その為、使⽤する成分は100%開⽰。
「⾚ちゃんが舐めても⼤丈夫」と謳われるほどの安全性の⾼さは、この徹底したこだわりから⽣まれるものなんです。HPを開くと、誰でも簡単に成分⼀覧を閲覧することが可能です。
数ある⾃然健康塗料の中でも、成分を100%開⽰していることは⾮常に珍しく、創業以来続くその企業姿勢は、世界中から⾼く評価されています。
健康にこだわるからこそ、⾃然のもの以外もつかう
「健康にこだわる」と聞くと「100%⾃然素材を使⽤したものが⼀番いいのでは?」と思われるかもしれません。
しかし⾃然素材の中には⼈体に影響を与えるもの、例えばテレピン(マツ属の樹脂から得られた精油)やレモンオイルといった⾃然素材のオイルの中には、肌に刺激を与えるものが存在しています。
誰もが安⼼して使⽤できるオイル塗料を⽬指し、リボス社の製品は100%⾃然素材のもので構成するのではなく、より肌に優しい⽯油由来の有機溶剤を原料の⼀部に使⽤しています。
なぜ有機溶剤が必要なの?
塗料を構成する要素は、⼤きく3つに分かれています。アマニ油などの植物性オイル、⾊をつけるために必要な顔料、そして、⽊への浸透材としての役割を果たす有機溶剤です。
オイル単体には⽊への浸透作⽤が少ないため、オイルの浸透性を補うための有機溶剤が必要不可⽋です。
国際レベルの安全性をもった有機溶剤「イソアリファーテ」とは?
塗料の有機溶剤と聞くと、ツンとした臭いのもの(トルエンなど)を想像するかもしれませんが、リボス社で採⽤しているのは無臭かつ、安全性の⾼い「イソアリファーテ」というもの。果物や野菜のコーティング剤、ワインやビネガー製造に使⽤されるなど、⽶国FDA基準で安全性が保障された物質です。
イソアリファーテを使⽤したリボスオイルを嗅いでみるとツンとした⾹りはなく、なんとも⾹ばしいアマニ油の⾹りが広がります。
【リボス社⾖知識】
リボス社では、アマニの絞りかすをペレット加⼯し家畜の餌として活⽤したり、バイオガス燃料に変換して⾃社⼯場の燃料も賄うなど、⾃然と調和した環境にやさしい取り組みを⾏っています。
いいものを、もっと⼿の届くところに
プレイリーホームズは、リボス⾃然健康塗料の総代理店になりました。
その魅⼒を知って以来、Eco Praise(エコプレーゼ)シリーズをはじめとして、プレイリーホームズはリボスオイルを使⽤した商品開発を⾏ってきましたが、今回総代理店となったことをきっかけに、塗料そのものの取り扱いも可能になりました。
ドイツで⽣まれた健康⾃然塗料の魅⼒を発信し、多くのお客さまへとお届けできるよう全⼒で取り組むと同時に、今まで以上にリボスオイルを使⽤したワクワクするような商品開発を進めたいと考えています。どうぞご期待ください…!
リボスオイルを使⽤したカラーラインアップ豊富なフローリングもございます。
無垢フローリング・木製ドアなど、「木」を中心とした自然素材の建材メーカーです。良い素材を世界中からお届けしています。プレイリー”ホームズ”という会社名ですが、住宅会社ではありません…!!