【商品開発担当者インタビュー・前編】
海をこえて、現地まで。本当に「良いもの」と出会いたい。

2024-03-28 公開 2024-04-01 更新

「お客さまに魅力的な商品を届けたい」という想いのもと、世界各国を飛び回るプレイリーホームズの社員たち。今回のコラムでは、仕入れ担当国が違う3人を招き、座談会を開催。社員たちのリアルな生の声から、仕事に向き合う姿勢や、新たに加わった新商品の『開発秘話』を深掘りしていきます。

Tさん
木材2部 部長。仕入れ担当国は主に北欧・フランス。内装用壁材・フローリングの仕入れと販売も行う。

Sさん
特建部。仕入れ担当国は主に中国。三層・複合フローリングの仕入れと販売も行う。

Fさん
木質建材2部。インドネシアからの商材の仕入れと販売も行う。

商材を取り寄せる、のではなく「会いに行く」

Fさん:素材の良さを見極めるために、現地に足を運ぶことを大切にしているプレイリーホームズですが、その分、現地の担当者さんとお話しする機会も多いかと。皆さんはどのように親交を深めていますか?

Tさん:とにかくたくさん話すことかなあ。話してる内にいつの間にか仲良くなっちゃいますね!元はめちゃめちゃ内弁慶な性格で、全然喋らない性格だったんだけど…

Fさん:そうなんですか!そのイメージはなかったです。

Tさん:最近は「永遠に喋ってますよね」って言われるくらい(笑)。ちなみにSさんはどうですか?

Sさん:あいさつと、あとはやっぱりご飯ですね。一緒にご飯を食べると、不思議と仲良くなれちゃうんですよね。

Fさん:仕事相手といい関係性が生まれると、やっぱり嬉しいですよね。

Sさん:そうですよね。今僕が担当している中国の担当者さんなんかは、すごい競争社会の中で結果を残してきた方々なので、めちゃくちゃ優秀だし実力もある。そんな人たちとつながれて仕事ができること自体、まず楽しいです。もちろん、リスペクトの気持ちもありますね。

Tさん:以前Fさんは別部署を担当していたような。今の担当部署の言葉の勉強はいつから始めたんですか?

Fさん:部署が変わってからです。やっぱり現地の言葉で挨拶したり、話したりしたいなと思って。YouTubeでちょっとずつ勉強を始めました。

Tさん:素晴らしい…!プレイリーホームズには大学の時に語学を勉強した人と、入社してから言葉を覚える人の2パターンがあるけど、Fさんのように部署に入ってからその国の言葉を猛勉強するのはまさに「プレイリー流語学学習」ですね。

Sさん:確かに、そうやって入社後に新しい語学を習得する人も増えてきていますよね。

Fさん:僕は入社して初めての担当が中国だったんですけど、当時、中国語は全く話せなくて。知っていた言葉も「ハオ(良い)」「プーハオ(ダメ)」くらい。ある時、現地で検品作業をしている際「これはチェック通せないな」という商材を見つけて。現地の方に「プーハオ(ダメ)」と伝えたんです。でもダメな理由を伝えることができなくて。

T さん:知っていた言葉は「ハオ(良い)」「プーハオ(ダメ)」だけだもんね。

Fさん:そうなんです。焦っているうちに工員の方たちに囲まれてしまって。とにかく「プーハオ!」って言い続けるしかない…みたいな。

Sさん:それはなかなか災難でしたね……。

コロナ禍で変わったこと、変わらなかったこと。

Sさん:コロナ禍の仕事を経験して思ったのは、オンライン上で新しい関係をつくることの難しさですね。

Fさん:緊急事態宣言も出たりして、海外に行くこともできませんでした。

Sさん:そうですよね。その間、日本のお客さんとやりとりする機会も多かったと思いますが、「住まいに対する考えが変化したな」っていう実感はありましたか?

Fさん:一番感じたのは「快適さのあり方」が変わったことでしょうか。「在宅」っていう文化ができたり。

Tさん:設計図面にワークスペースが入るようになったりしたよね。

Fさん:「アウトドアリビング」っていう言葉も、その頃からよく聞くようになりました。外でもリラックスできる空間を大切にする考え方が広がってきて、世界中の生活様式が大きく変化した時期でした。

Tさん・Sさん:うんうん

Fさん:でも、プレイリーホームズの「自然素材」を使用した商品に対する信頼感は、変わらなかったなと思いますね。

Tさん:それはプレイリーホームズがずっと大切にしてきたポイントですよね。だから私たちのこだわりも揺らぐことがなかった。コロナ禍のような大変な時期の中でも、お客さんは安心して住まいづくりを任せてくれたんだと思います。

素材にこだわると、育った環境まで知りたくなった。

Sさん:3人とも仕入れ担当国は違いますが、商材の仕入れから商品開発、販売まで一貫して携わるという点では通ずるところがありますよね。

Tさん:そうですよね。それがプレイリーホームズの一番の特徴であり、魅力かもしれない。

Fさん:お二人が新商品を開発する時に、必ずすることってありますか?

Sさん:僕は絶対にお客さんに意見を聞きに行きますね。商品を届ける立場として、やっぱり現場の方々の意見は大切にしたいと思っています。

Tさん:ちなみに、現物を持って聞きに行ったりもする?

Sさん:出来上がったサンプルを持って「こういうのあるんですけど、どうですか?」って聞いちゃいます。逆に現場の方が「こんなの欲しいんだよね」って言ってくれる場合もあって。そこから新しく商品ができたこともありました。

Tさん:商品開発って、そうした何気ない言葉のなかから、世の中の流れを見極める力が本当に大切。その商品がどれだけ良いものになるかってところに、直接繋がっていきますよね。あとは「商品に自分がどれだけ惚れ込んでいるか」も大事だったりします。

Sさん:それ、本当に大事ですよね…開発だけして終わりじゃなくて、自分が良いと思ったものをお客さんに届けたい!その方が、自分が商品を開発した意味も実感できますし。

Tさん:「自分が良いと思う」ということで言うと、使う素材のことを知ることで、はじめてわかることもありますよね。

Fさん:僕の場合、担当の部署がインドネシアに変わってから、実際に木が生えている森に行ってみたことがあります。

Sさん:「森」を見て、新たな発見はあった?

Fさん:ありましたね。素材の良さを実感したことはもちろんなのですが、「もっといろんなことができるんじゃないか?」っていう可能性がどんどん見えてきたんです。

Tさん:へえ、それはすごい!

Fさん:ちょうど今僕が担当しているのは、素材の良さを贅沢に楽しめる商品が揃っている「プレミアムライン」というものなのですが、これってそもそも素材が良くないと商品として成立しないですよね。お客さんにお勧めするからには、現地に行って、自分の目で確かめないとって思っています。

Tさん:現地に行くからこそ、自信を持ってお勧めできることってやっぱりあるよね。

Fさん:そうなんです。プレイリーホームズの商品ってどれもそうなんですけど、素材の良さをすごく大切にしているんですよね。その分、素材にクオリティーが左右されやすい。だから育った環境を見て、それぞれの木の特徴を知ることが大切だなと日々実感しています。

Tさん:確かに。これからも自分たちが胸を張って「良い」と思えるものを、お客さんにお届けしていきたいですね。

次回後編では新商品の『開発秘話』から、これから新しく挑戦してみたいことについても伺いました!


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